甘いものは、誰もが好きなものです。しかし、甘いものは血糖値を上げる原因になると言われています。血糖値が上がると、さまざまな健康へのリスクが高まるため、甘いものの食べ過ぎは控えるべきだとされています。
そこで、今回は、甘いものを食べていても血糖値を上げない方法をご紹介します。
血糖値を上げる原因は?
血糖値は、血液中のブドウ糖の量を示すものです。ブドウ糖は、体内でエネルギー源として利用されますが、摂り過ぎると血糖値が上がります。
血糖値を上げる原因は、主に以下の2つです。
糖質の摂り過ぎ
インスリンの効きが悪い
糖質は、ブドウ糖に分解されて体内に吸収されます。そのため、糖質を多く摂ると、血糖値が上がりやすくなります。
また、インスリンは、血糖値を下げる働きをするホルモンです。インスリンの効きが悪いと、血糖値が下がりにくくなります。
甘い物を食べても血糖値を上げない方法
甘い物を食べても血糖値を上げない方法は、以下の3つです。
食物繊維を一緒に摂る
量を控える
頻度を控える
食物繊維を一緒に摂る
食物繊維は、水に溶けるものと溶けないものがあります。水に溶ける食物繊維は、水分を吸収して膨らみ、消化・吸収を遅らせる働きがあります。そのため、食物繊維を一緒に摂ると、血糖値の上昇を抑えることができます。
食物繊維が豊富な食品としては、以下のようなものがあります。
野菜
果物
海藻
きのこ類
豆類
量を控える
甘いものを食べる量を控えることも、血糖値を上げないために重要です。糖質の量が多いものを一度にたくさん食べると、血糖値が急上昇しやすくなります。
甘いものを食べるときは、1回につき100g程度を目安にしましょう。
頻度を控える
甘いものを食べる頻度を控えることも、血糖値を上げないために重要です。毎日のように甘いものを食べていると、血糖値が上がりやすくなります。
甘いものを食べる頻度は、週に2~3回程度に抑えましょう。
甘い物を食べる際の注意点
甘い物を食べる際は、以下の点に注意しましょう。
カロリーや糖質の量をチェックする
甘い物は、カロリーや糖質の量が多いものが多いため、注意が必要です。パッケージに記載されているカロリーや糖質の量を確認してから購入するようにしましょう。
食事との間隔をあける
食事と間隔があいていない状態で甘いものを食べると、血糖値が急上昇しやすくなります。食事との間隔は、3時間以上あけるようにしましょう。
水分を一緒に摂る
水分を一緒に摂ると、血糖値の上昇を抑えることができます。甘いものを食べるときは、水やお茶などを一緒に飲むようにしましょう。
甘いものは、適度に楽しむのが大切です。上記の方法を参考に、血糖値を上げずに甘いものを楽しみましょう。